飲み会で「オレ、ミュージシャンで今度メジャーデビューするんだ」「オレ会社経営していて年収ウン千万なんだ」「(芸能人の)○○と知り合いだから今度紹介するよ」と言う奴がいた。最初はそれで「えーマジでー!?」と女子たちがわんさか釣れて、女子たちは簡単にそんな奴に股を開いていた。しかしそのうち彼の言うことが嘘だということが分かり、その話は女子たちの間に広まり、要注意人物としてブラックリストに入った。
話を知っている女子たちは敬遠して他の男子に「あの人連れて来ないでよ」と言った。しかし他の男は「じゃあアイツと喋らなきゃいいだけじゃん」「アイツと目を合わせずにやり過ごしてればいいじゃん」と言った。どの飲み会にもその彼は必ず出席し、何も知らない女子を釣り上げてはまた二人で夜の街に消えていくのだった。
最初は結果的に騙されてしまった女子たちも、股を開いて気持ちよかったわけだし、それでも虚構が嫌なら他の女子たちは気をつければいいじゃん!という状況だったのが、実は無理矢理に股を開かせてハメていたことが明らかになり、他の女子たちが憤慨して問題となった。確かに飲み会に参加する権利は誰にでも認められている。その問題の彼にも女子たちにも。しかしその彼に辟易する女子たちが簡単に彼を避ける方法が「目を合わさない・無視」という方法しか許されていないということは問題だ。自分たちでその問題の彼を除いた飲み会を催すことが許されていないのだ。
その飲み会以外に娯楽を持っている人たちはまだいい。しかし世の中にはその飲み会しか娯楽を持たないお酒好きなドランクな人たちもいる。しかしだからといって悪酒のラベルを貼り替えてそれを知らせず飲ませるようなことは、酒好きな人たちを怒らせるのだと思う。